リタイア後のおかね(1:健康保険)
前回書いたように、もう会社に頼って行くのは辞めようと決めたので、リタイアを本気で検討し始めました。
早期リタイアするか決める上で一番の不安は何と言っても、おかねの面です。
なので、リタイアしたあとと、今働いている時と変わるものを整理して見ようと思います。
とりあえず思いつくのは、以下の3つです。
1)健康保険(国民健康保険、妻の扶養に入る、任意継続)
2)国民年金(軽減できる?)
3)収入に関する課税(配当控除?)
今日は、健康保険について、見ていきます。
1)健康保険
健康は生活の質を維持する上で、きわめて大事な要素です。
なので、病気にならないよう気をつけるのは当然ですが、どうしても病院の世話にならないといけないこともあるので、加入するのが必要ですし、義務です。
選択肢としては、国民健康保険、配偶者の扶養に入る、任意継続 の3つが主な選択肢になりそうです。
順番に見ていきます。
A)国民健康保険
1)保険料
保険料が自治体ごとに違います。
例えば、このサイトで、自治体ごとの保険料ランキングを見れます。
例えば、東京で一番安いのは・・・(答えは上のサイトで、東京都をクリック)
2) 全額自己負担
サラリーマンは、会社が保険料の半分を負担してくれるけんぽ等に加入しています。でも、リタイアした後は、半分負担してくれる人もいないので、国保は全額自己負担になってしまいます。
3)扶養
扶養(*)の考えはないため、子供も一人ずつ保険料がかかります。
(*:サラリーマンのけんぽや、健康保険組合では、一人が加入していれば、追加負担なしで、収入のない子供も保険対象。)
4−1)軽減と減免
国保の保険料は、前年度の収入を基礎に計算されます。
病気などの正当理由がある場合の退職なら、減免される場合もあるので、検討すべきです。また、災害の時も減免対象。
4−2)退職した時は?
働きたくないので、辞めますと言って辞めた時は、減免されません。残念!
でも、退職した次の年は、年収が減ったことを理由としては軽減されるので、国保の保険料が高いのは1年の辛抱です。
5)じゃあ、保険料はいくらなの?
上で紹介したこのサイトに飛んで、自分が住んでいる地域を選んで、年収(リタイア後)と年齢を入力すれば、計算できます。
例えば、夫婦で100万ずつバイトやパートで稼いで、残りは、配当の源泉徴収(20%)で課税所得に入れないと言った方法だと、大人二人、子供二人で、合計年間168,944円(1か月あたり 14,079円)です。
応用1)任意継続保険は?
他の記事で書いたように、家賃を天引きされて課税所得が大幅に安くなっている場合なら、任意継続保険として二倍になっても、扶養の子供たちがいる場合などなら、お得になるかもしれません。
ただ、任意継続の場合は、2年間継続、減免などもないという点を踏まえて、どちらにするか考える。
応用2)共働きの時は?
1)同時に辞めた時は、夫婦合算の年収を基本に、保険料が算定ます。
(年収700万くらいで、上限77万円に達します。)
2)年度をずらして退職した時
まず一人目が辞めた時は、片方の社会保険の扶養に入る。
二人目が辞めた時は、二人目の退職時の年収をベースに退職年度の保険料を算定。
翌年度は、収入減少を理由に、減免を受けることができます。
一人目のリタイアの時は、これがベストですね。