リーマンショックの大底で、買いたい銘柄は?
もし、今2009年に戻れたとしたら、リーマンショックの大底で、買いたい銘柄は、ありますか?
私は何も買えないかもしれません。
・事の発端
なぜ、こんなことを書いたいかというと、「今は株価が高くて買えない」というコメントをよく見るのです。
じゃあ、指数が下がっている時、例えば、リーマンショックの大底ってどんな状況だったんだろうという疑問が出てきました。
そこで、「ダイヤモンド株データブック(2009年春号)(2009/4/1発売)」を書いました。1円でした。www
ダイヤモンド「株」データブック 2009年 04月号 [雑誌]
最初は、四季報でもと思いましたが、プレミアがついていて、ちょっと手が出ませんでした。 2009年の夏号は、なんと20,000円。
書いてある内容に大差は無いので、ダイヤモンド株データブックの方がおすすめです。注目されずに、放置されている割安株みたいな感じです。
同じ趣旨で、東洋経済の週刊ダイヤモンド 2009年1/31号(新興市場の断末魔)も人気があるみたいです。タイトルが、さすが。心に刺さります。
こちらは、kindleで読めるので今度買う予定。
・読んでみて
正直、あまり買いたい銘柄がありません。
例えば、冒頭の特集で、「全市場からピックアップした注目銘柄50」というのがあります。
・理由
チャートの形が悪い。
→2009年の2月に、日経平均が6000円台の大底をつけました。そのため、個別銘柄のチャートからはまだまだ底打ちのシグナルは見えません。
・業績が期待できない。
→ 売り込まれるだけあって、利益率も悪いですし、PERもそれほど下がっていません。また、来期予想もさらに悪化することを予想する銘柄も多く、なかなか買えないです。
・何を買うか
私なら、インデックスを買います。
個別銘柄は、破綻する可能性も高いし、正直あの状況でどれを買ったらいいか判断するのは難しいと思いました。
一方で、インデックスであれば、何年かすれば、不況は終わり、政府による景気刺激策も期待され、少なくとも一カ国の、あるいは、世界全体の経済は発展することは期待できるからです。
やはりこの本を買ってみて、よかったです。
ダイヤモンド「株」データブック 2009年 04月号 [雑誌]
株価が下がった時期というのは、(当然ですが、)あまり今後の業績に期待ができない時です。そのため、安くなったら、買うということは簡単で無いことがよくわかりました。