億り人に到達する難しさと、満足度の低さ
億り人=金融資産1億円を持っている人は、ふつうに働いている人(私含め)から見たら、夢のような方だと思って”いました”。(過去形)
だって、1億円って、大学卒業した22歳から、定年の65歳までの43年間、毎年232万(毎月20万円くらい)を積み立ててやっと到達できる金額ですから。
あと、単位が千万から億に変わるというのも大きいですよね。
でも、逃げ切り計算機で資産してみると、仮に35歳時点で1億円持ってても、いまの日本の金利では63歳で-14万円になり足りません。
1億円持ってても、リタイアできないんです。しかも1年でたった360万しか使わないのに。
http://fukuoka.jpn.org/befree/index.cgi
現在の年齢35歳
現在の貯蓄額10000万円
年間利息0.05%
年金支給開始までの年間支出額360万円
年金受給開始後からの年間支出額240万円
年金受給開始年齢65歳
受給年金の月額8万円
年間インフレ率0.0%
受給年金額のインフレ連動「しない」
の条件でシミュレートします。
そもそも、億り人っていう言葉が、たぶん、「送り人」という亡くなられた方の化粧をする仕事から由来してるのに、
まだ現実では働かないといけない。ぜんぜん別世界じゃないじゃんっていう、この矛盾。
今朝、いつも読んでるこびと株.comでも書かれていたとおり、
細かく時間を買うことは難しいです。
300万くらいは稼げるから、残りを週2とか、週3勤務で探すというのが、今の日本ではできません。
そういう仕事があるか、探してみましたが、あるのは主婦や学生さん向けのバイトくらいです。
つまり、億り人って、リタイアできるわけででも、仕事を減らせるわけでもない、ふつうにちょっとお金を持ってる人でしかないんです。
というのが、前段で、続きがあります。
上で書いたこびと株.comといういつも読んでいるブログで、マイクロ法人を用いたスキームが出ていました。
これを基にすると、社会保険や税など諸々が抑えれるので、1億では無理ですが
1.5億で、3%(額面年450万)で運用すれば、一家で暮らせるかもという気になってきました。