2000万も、年金不足って本当??
政府から、人生100年時代に生きるためには、2000万円を貯めた方がいいという、話が出て、話題になっています。
この話が出た理由は、老後の支出と収入を比べると、毎月年金が5.5万円不足する見込みだからとのことです。
5.5 (万)x 12(月)= 66 なので、1年あたり66万ほど、20年で1300万円、30年で2000万円必要という試算のようです。
でも、これって貯めたお金をそのまま使ってしまうっていう前提ですよね。
どういうことかというと、資産運用をしたら、話は変わるっていうことです。
1) 資産運用のみの場合
というわけで、運用してみましょう。
年間66万円を株で運用しようとすると、利回りを3%とします。
必要な金額は、年間の目標配当額を利回りで割ってあげればいいので、
66万円/ 3 / 100 = 2200万。。。
ちょっと厳しいですね。
じゃあもうちょい利回りのいいREIT(不動産投資信託)では、全REITの平均で4%です。
http://www.japan-reit.com/list/rimawari/
これだと、66万円/4/100 = 1650万円
ずいぶんましになりました。
2)でもまだ厳しいので、資産運用プラス貯金の取り崩しを考えるために、
逃げ切り計算機を使います。
http://fukuoka.jpn.org/befree/index.cgi
年金の開始を60才として、不足する66万円を補うのが目的なので、年間支出は66万としています。
利息は3%です。この前提で入力すると、1500万で足ります。
現在の年齢60歳
現在の貯蓄額1500万円
年間利息3%
年金支給開始までの年間支出額66万円
年金受給開始後からの年間支出額0万円
年金受給開始年齢60歳
受給年金の月額0万円
年間インフレ率0.0%
受給年金額のインフレ連動「しない」
の条件でシミュレートします。
=>(利息30 支出66 年金0)=>61歳で1464万円=>(利息30 支出66 年金0)=>62歳で1428万円=>(利息30 支出66 年金0)=>63歳で1392万円=>(利息30 支出66 年金0)=>64歳で1356万円=>(利息30 支出66 年金0)=>65歳で1320万円=>(利息30 支出66 年金0)=>66歳で1284万円=>(利息30 支出66 年金0)=>67歳で1248万円=>(利息30 支出66 年金0)=>68歳で1212万円=>(利息30 支出66 年金0)=>69歳で1176万円=>(利息30 支出66 年金0)=>70歳で1140万円=>(利息30 支出66 年金0)=>71歳で1104万円=>(利息30 支出66 年金0)=>72歳で1068万円=>(利息30 支出66 年金0)=>73歳で1032万円=>(利息30 支出66 年金0)=>74歳で996万円=>(利息0 支出66 年金0)=>75歳で930万円=>(利息0 支出66 年金0)=>76歳で864万円=>(利息0 支出66 年金0)=>77歳で798万円=>(利息0 支出66 年金0)=>78歳で732万円=>(利息0 支出66 年金0)=>79歳で666万円=>(利息0 支出66 年金0)=>80歳で600万円=>(利息0 支出66 年金0)=>81歳で534万円=>(利息0 支出66 年金0)=>82歳で468万円=>(利息0 支出66 年金0)=>83歳で402万円=>(利息0 支出66 年金0)=>84歳で336万円=>(利息0 支出66 年金0)=>85歳で270万円=>(利息0 支出66 年金0)=>86歳で204万円=>(利息0 支出66 年金0)=>87歳で138万円=>(利息0 支出66 年金0)=>88歳で72万円=>(利息0 支出66 年金0)=>89歳で6万円=>(利息0 支出66 年金0)=>90歳で-60万円
利回りを4%にすると1400万になりました。
ちなみに、太陽光に投資しているREIT(インフラファンド)というのもあります。
そこでは、7%ほどの利回りなので、1000万あれば、年間70万になるので元本すら減りません!
https://haitoukabu.com/infrafund/
インフラファンドについては、こちら。
ただ、株式や、REITはそのままにしておくと、20%も税金で取られてしまうので、
そこをどうするかについて、次回以降、考えます。